春馬くんのこと
私にとって、きっと、一生、永遠に、忘れられない人だと思います。
言葉にするのも言葉に残すのも怖くて、前に進むのも怖くて、時間が進むのすら怖かったです。
でもそんな事も言っていられない。
時間は誰にでも平等で、考える時間が長ければ長い程、進む時間が速い。
寂しさも苦しさも大切にして、
迷いながらも言葉を少しずつ綴って頭を整理させたいと思います。
(私の記憶にあるその日の事を記録しようと思っているので関係ない事も入ります)
私が春馬くんのお芝居を初めて観たのは2019年春。
「キンキーブーツ」
初演のチケットが取れなくて、観に行きたくて、再演が決まった時本当に本当に嬉しくて半年以上前からチケットを取っていました。
だからずっと楽しみで、2019年一番わくわくして、るんるんして、遠足行く小学生みたいに前日寝れなかったです。
当日、史上最高にうきうきしながら会場に向かって、人の多さに圧倒されました。
Orbって凄いや笑
あーんな大きなビルの上の方にあるんだもの。
凄いや。びっくりだわ。
帝劇よりびっくりしました。笑
当日、3階席1列目ドセンターで。
オペラグラスあればめっちゃ見やすいんじゃん?って思ってたらオペラグラス忘れて笑
慌ててホワイエでレンタルしました。
(このレンタルしたのが!良かった!とっても!
劇場サイズに合わせたオペラグラスなので、
1階前方席で見てるんじゃないかという気分に
なるくらいよく見えて、
忘れて良かったと思いました(脱線))
上演が始まって、序盤はチャーリー(小池徹平くん)ターンなので、少しそわそわしつつも、
やっぱ小池徹平くんのお芝居素敵だなぁとか
成美さんの歌声好きだなぁとか、
ソニンさんあんまりない珍しい役で可愛いなぁとか
そんな事を考えていました。
そして、ローラが出て来ると、会場の空気が全部ローラに飲み込まれていく。
今、全世界の人がローラを見ているんじゃないかって気さえ起きた。
その位、ローラに圧倒されてしまった。
これ以上ないほど鳥肌が立った。
強くて、でも弱さもあって、人一倍愛に溢れていて、優しくて逞しいローラ。
この世でたった1人のローラ。
非難や偏見に立ち向かい、それでも尚、大きな愛と優しさで全員を受け入れてしまう。
目の前で繰り広げられる「キンキーブーツ」の世界に、ローラの人生に私は夢中になりました。
そして、春馬くんのあの歌声がローラの優しさや強さ、逞しさを更に大きくさせる気がした。
ローラも凄いけど、この役を演じた三浦春馬って人はなんて凄い役者なんだ!と。
チケット難民もたくさんいただろうに、
あの時間にあの場所に座ってあの世界を見ることができて、私はなんて幸せな人間だろうと。
嬉しくて、カッコよくて、私もこんな風に生きたいと願い、ぼろぼろ涙を零してしまいました。
数年前から、春馬くんの雰囲気変わった?って思っていたのはローラがあったからなんだなってこの時気づいて、ローラの偉大さと共にそのローラを演じ切った三浦春馬という役者を尊敬せざる負えないと思った。
キンキーブーツメンバーの方々や観劇した方々の写真を見ると、いつでも笑顔で楽しそうに写ってる春馬くんがいて、ああなんて素敵な人なんだろう、なんて優しい気遣いができる人なんだろう、と春馬くんの人柄がたくさん見えて、私は春馬くんを尊敬したし、大好きになった。
次に春馬くんに会えるのはいつかな、春馬くんのお芝居が早く見たいなとわくわくしながら迎えた2020年。
今でも鮮明に覚えている。
2020.2.15
特別なゲスト、誰だろう、きっとあの人だよね、でも違うかも、そわそわわくわくそんな気持ちも覚えている。
春馬くんの写真が画面いっぱいに出てきて、名前がどんっと現れた時の、あの会場の空気。
そして今まで聴いたことのない、全身から全てのプラスの感情が溢れ出た、喜び、嬉しさ、幸せの歓声。
音楽が始まると同時に奈落からぽんっと現れた春馬くん。
その時の顔は、聖母マリアのような、優しく、穏やかで、尚且嬉しそうに幸せそうに、有難うと言っているようなそんな笑顔でした。
そんな笑顔を見た時、見ている私も幸せも嬉しさも楽しさも貰って同じ様な顔をしていたと思う。
優しく、切なく穏やかにバラードを歌う姿。
後輩と目配せをして微笑んでいる様。
仲間が大切で、大好きだと伝わる、今まで見たことがないような幼い笑顔。
皆と楽しそうに歌って踊ってジャンプしている姿。
見ていてこっちも嬉しくて幸せで、あったかい気持ちになりました。
そして、こんなにも知らない表情が沢山あったのか!って驚きました。
また、春馬くんに魅了されてしまったなぁ好きが増し増しになっちゃったなぁって思いました。
アンコールで春馬くんがパーカー着てるの見て、終わった後にパーカー買っちゃったくらい。
春馬くんに会うのもそうだけど、
春馬くんのお芝居がもっと観たい!って思って、
3月に上演していた「ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド」も観に行く予定があって、
でもコロナの影響で観に行くはずだった公演がなくなって、悲しさで途方に暮れていました。
でも12月に私の大好きな愛希れいかさんと
とっても素敵な歌声に魅了されてしまった海宝直人さんとの共演「イリュージョニスト」が上演されると知って、嬉しくてたまりませんでした。
しかもオリジナル作品の世界初演!
こんなに幸せな事はない!
また春馬くんのお芝居や歌が見れるし何よりちゃぴさんとの禁断の恋!!テンション上がらない訳がないんですよ。嬉しくて嬉しくて、テンション上がりまくって色んな人に言いふらしました笑
(感情の起伏が激しくて申し訳ない)
今となっては、とても複雑です。
この舞台が、誰かに代役を立てて上演して欲しい気持ちと、上演せずに伝説化(?)して欲しい気持ち。
前者は、きっと誰を代役としても春馬くんだったら…って考えてしまってあまり良くない。
後者は、春馬くんの想いを無駄にしないで上演してほしい気持ちもある。
どちらを取っても複雑。
あれからまだ何も公言されていないので、発信があるのを待つばかりですが、どちらの決断を出しても、それは春馬くんを想っての事だと思うし、観劇者からしても最善の決断なのではないかと思います。
そして、7月18日12時頃。
フォロワーさんのツイートで
「春馬くんウソでしょ?」
の文字。
何の事が分からなかった。
調べてもまだ記事が1つしか出てこなかったから、
フェイクニュースだと思った。
でも時間が経てば経つほど、記事やTwitterのトレンドにたくさんの三浦春馬と彼の文字と隣にあってはならない文字がたくさん出てきた。
嘘だと思いたくても、嘘とは思えない記事の数やツイート数。
その日の事はあまり覚えていなくて、
色んな人が「信じられない」と言っていた事だけは覚えていて、
何もかもが信じられなくて、2〜3日Twitterを見ないようにしていました。
仕事はしていても、ふわふわしてしまっていたし、お家にいても、春馬くんの事ばっかり考えていました。
1週間経って、ようやく、
「春馬くんはこの世にいない」
という事を実感し出して、この時初めて涙が出ました。そして、同じタイミングで城田優くんが春馬くんに関する投稿をしてくれたので、
「ああ本当なんだ」と改めて実感して、
苦しくて、切なくて、自分でも驚く程に溢れる涙が止められなかった。
春馬くんの時間は止まったのに私の時間は進み続けている事が怖かった。
いつか春馬くんの年齢を越してしまうのが怖かった。
春馬くんが過去の人になる未来が怖かった。
春馬くんを知らない人がこれから先出て来るのが怖かった。
春馬くんの事、全てが怖くて堪らなくなりました。
何もかも怖くなって、そして前が向けずに、一瞬、ほんの一瞬、死しか見えなくなって、
あ、まずい。このままじゃ生きられない。
って自分で驚いて、思い直して、
今私は生きている。
一度、止まる事は大事だけど、前を向かなすぎるのは危険なんだと知りました。
何もかも怖くて、いまでも怖い。
でも、これから先、誰が春馬くんの事を伝えていけるかって、今生きてるこの時代の人なんだなって。
春馬くんを知ってる人はこの世に沢山いて、
多分知らない人はほとんどいないんじゃないかって位。
だから1人くらい欠けたって。じゃないなって。
もっともっと、多くの人に知ってもらえる人だ。
もっともっと、多くの世代の人に愛される人だ。
誰か1人が知らない人に伝えて、その人がまた伝えて、10人が知って、20人が知って、
もっともっとたくさんの人に知ってもらいたい。
私はただの1ファンで、ただのしがない会社員でしかないけど、そう思いました。
春馬くんの為に死を選ぶ、ではなく、
春馬くんを伝える為に生を選ぶ。
今、私に出来る事ってそれしかない。
ああ、この世から姿が見えなくなっても尚、
力をくれて、新しい気持ちも知ることが出来て、春馬くんってなんて凄い人なんだろう。
ありがとうって気持ちしかないです。
いつどこで春馬くんの生まれ変わりに逢えるか分からない。
だからたくさん、色んな人や、モノにありがとうって伝えようと思います。
それがきっと良い方向に私を向かわせてくれるのではないかと信じて。
2020.09.22
終。
4000字以上もあるこんな長い文章を読んでくれてありがとうございました。
本当に本当に有難いです。
気持ちを整理したい一心で書いたので、文章が上手くなくて時系列も少しばらつきがあって申し訳です。精進です。がんばる。
また楽しい文章書きます。その時はまた読んでください。よろしくお願いします🙏🏻